タイのEコマースマーケットについて

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先日、サシンとSCB(タイの大手商業銀行)が主催する、
SCB Future Leader Challengeというケーススタディのコンペに、
チュラロンコンMBAの仲間と参加しました。

https://www.scbflc.com/

その時のケースで出てきた、バンコクのショッピングサイトについて調べたので纏めてみます。

ポイントは
・マーケットプレイスはLAZADA、Shopeeの2強
・O2O(Online to Offline)、Multi Brand Shopが個人的には注目
という感じです。

タイのEコマース概観

・バンコクのショッピングサイト概念図

ecommerceIQ https://ecommerceiq.asia/thailand-ecommerce-landscape-ecommerceiq/

タイのオンラインショッピングは、直営を含めるとかなり多いです。
特に取引量が多いのは日本と同じくマーケットプレイスで、
LAZADA, Shopee, JD Centralなどがプレイヤーです。
※日本だとアマゾン、楽天、ヤフー的な立ち位置

主なタイマーケットのプレイヤーは以下の通りです。

iPrice insights https://ipricethailand.com/insights/mapofecommerce/en/

このサーベイによると、2018年4Q (10-12月) の訪問者数は以下の通りです。
1位 LAZADA    47百万人
2位 Shopee    28百万人
3位 Chilindo     4百万人
6位 JD             2百万人

※日本のECサイトは数年前まで訪問者数が纏められていますが、今は流通総額や「利用者数」といった指標が一般的となりつつあるようです。(検索してもなかなか訪問者数が出てこなかったので)
が、何とか見つけました。以下サイトによると2018年10月の訪問者数は

Amazon 531百万人
Rakuten 354百万人
との事。訪問者数の差はトップでも10倍程度あるようですね。

(出典) https://www.similarweb.com/website/amazon.co.jp#overview

市場規模はまた別の話ですが、イメージは持てたかと思います。

※そもそもタイと日本は人口の違いが1.5倍位ありますし、
プロモーションをもの凄く頻繁にやっているのですが、
100THB以上購入すると送料無料だったりと、顧客単価は低めと想定されます。

話をBtoC市場のみに絞ると、LAZADA , Shopeeの2社でタイの超巨人です。
(マーケットシェアは公表されていませんでしたが、3位以下とは10倍位の開きがあります。)

さて、ここからはその上位2社について少しだけ解説します。

LAZADA

LAZADAは有名なアリババ傘下の会社です。
2018年にジャック・マーが来泰し、1分間の間に8万個、ものドリアンを売ったのは有名な話です。
(このときはTmallで中国国内向けの販売でしたが。)

404 Not Found

Shopee

※スタバとかのアプリと同じですが
 App StoreではShopeeのみ外国住所のアカウントだとダウンロードできません。

BLACKPINKや、ナーデー、ヤヤを起用した広告は皆さんも目にしたことがあるかと思います。

#ShopeeDanceTH เลิฟช้อปปิ้ง โหลด Shopee

Shopeeはシンガポールに本社を置くSEAという会社の子会社で、SEAの傘下にはShopee, Garena, airpayという3社があります。

Garena社はLeague of Legends、FIFA Online、AoV (Arena of Valor) 等を運営するオンラインゲーム会社で、AirPayは決済サービスです。
(日本でリクルートがAirペイというサービスをしているようですが、関係なさそうです。)

注目のマーケット

そんなタイのECで、個人的に注目しているのはO2OとMulti Brand Shopです。

O2O

O2Oとは、オンライン トゥ オフラインという戦略の略称で、
アメリカのAmazon Goが有名ですね。

最近タイではJD Centralが出資するPomeloというオンラインベースのアパレルショップが実店舗をオープンし、Click to Collectという業態を行っています。

UNDER THE TUSCAN SUN || SUMMER '19 COLLECTION

これは、予めサイズを登録してからネットで注文、実店舗で試着、購入できるモデルです。
もう結構沢山店舗がありますね。

Have You Tried Pomelo Pick Up? - Pomelo Fashion
Tap.Try.Buy. The only way to shop! Reserve your favorite fashion items online. Try on at a location of your choice for free. Only pay from the items yo...

今後はこういった、O2Oの流れも盛んになると思います。

Multi Brand Shop

もう一つはMulti Brand Shopです。
これもO2Oの一つなのですが、
ショップ側はInstagram等で複数ブランドを組み合わせてモデルが着用している写真を流し、
顧客の実店舗への流入を図ります。

SOS, Matchbox, CAMP, SENSE等のショップが有名で、
日本風に言うとセレクトショップに似た、様々なブランドの服を揃えていますが、
バイヤーが買って並べるのではなく、ブランドオーナーがショップの棚を間借りする業態です。

matchbox店舗 (オフィシャルFacebookアカウントより引用)

ショップ側は賃料として固定で徴収する、マスターリースの超小規模版という感じですかね。

チュラロンコンMBAの友人 (女性) でもこのようなショップに幾つか出店している人もいます。
タイでは特に女性のビジネス意識が高く、副業が盛んなので、従来は大きなイベント時に個人でブースを構えるのが一般的でした。(ImpactやQueen Sirikit Center等)

Multi Brand Shopはこのようなニーズに応える、新たなビジネスであり、かつショップ側は固定収入があるので安定したビジネスが行えそうです。

どこの国でも女性が消費を引っ張ると思いますが、
タイではビジネスパーソンとしても活躍する方が多く、市場はますます伸びていくのではないでしょうか。
今回は以上です。

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